くまえの映画の感想

WOWOWやスカパー!で見た映画の感想です。 随時更新!

2007-03

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ピアニスト

原題:LA PIANISTE
監督:ミヒャエル・ハネケ
原作:エルフリーデ・イェリネク
脚本:ミヒャエル・ハネケ
撮影:クリスチャン・ベルジェ
出演:イザベル・ユペール/ブノワ・マジメル/アニー・ジラルド/アンナ・シガレヴィッチ/スザンヌ・ロタール/ウド・ザメル

ウィーン国立音楽院の40過ぎ(?)のピアノの女教師のエリカは、ある日ワルターという若い青年と出会う。ワルターに好きだと打ち明けられるが、ピアノだけの人生を送ってきたエリカには、どうして良いのかわからなかった・・・という話・・・か?(笑)
冒頭でエリカと母親の異常な関係が簡潔に描かれていますが、簡潔に描かれているのはこのシーンだけです。
この後は結構ダラダラで、しかもかなり笑えます。
だって、車の中でセックスしている人を見ながら、その車の横で放尿ですよ!パンツ履いたままでしょ?何で放尿なの~?わからん~(笑)
そして個室ビデオで誰だか知らない人の残していったティッシュの臭いを嗅ぐんですよ~。
そして見ているビデオがアレなんですが、実際自分がアレするとゲロですよ~!そして口をゆすいで「もう大丈夫」って、何が大丈夫なんだよぉ~?(笑)
このゲロの体育館の倉庫シーンは、見所が他にもあって、エリカがいきなり横になって「さあ!上に乗って!」なんて言ってすがっていて、怖いよ~。
「人が来たらどうするんだよ?!」ってワルターは言っていましたが、お前がトイレでいきなりキスしてその後アレして・・・っていうのはどうなのよ?(笑)
あの時は気持ちがあったけど、今は気持ちが離れたから、周りが気になるんでしょうけど、気持ちは離れたけど、ズボンを下げられそうになると「自分でやるから」とすすんでズボンをさげ、「僕だって愛してるよ~!」なんて言っています・・・おいおい(笑)
しかし、ゲロされるとまた一転して「口が臭い!」なんて言っているし、全くホントにこいつらって・・・極端なんだよ~!(笑)
他にも、「手紙を読んで!手紙を読んだ?手紙を読むのが先よ!」って言うから何が書いてあるのかと思えば、こんな内容かよ~!(笑)
まぁ、本当は笑う映画じゃなくて、色々考える映画なのかもしれません。
SMプレイをしようという手紙は、SMビデオとか見て、男の人が好むのはこれだ!と思ったのかも知れないし、でも、その後に縛った私を母親の横に眠らせてなんて言っているのを見ると、エリカが一番愛していて愛して欲しいのは母親なのかも知れないし。
だいたい、母親が娘に関心が無さ過ぎです。
風呂場で性器を傷つけて出てきたエリカですが、床に血がたれたのを見て「食事前なのに、気分悪いわね!」って、あんたぁ!心配じゃないんですか???「パンツ履いてないの?」とか(笑)
実際、パンツ履いてたって、血を生理の血と勘違いしたにしたって、あんなにたれてたら心配でしょう???
それに、娘に襲われそうになって、パンツ下げられて「あそこの毛を見たの」って言われても、「演奏会は、例え生徒の代わりだってちゃんとやらないとね!」なんて、あんたぁ!!!今、娘が錯乱しているんですよぉ!何かあるんじゃないか?悩みとか?何を悩んでいるのかしら?とか、思わないんですかぁ???(笑)
まぁ、出てくる人みんな変と言えば変なんですよね。
ピアノの生徒の母娘は、エリカと母親の歩んできた道を示唆しているのかもしれないですね。
「全部犠牲にしてきたのに」という母親に「あなたがじゃなくて娘がでしょ?」と強く言うのも、自分が全てを犠牲にしてきたということでしょう。
そう考えると、手を傷つけたのも単に嫉妬だけじゃなくて、怪我させることにより、ピアノと母親から生徒を救おうとしたのかも?なんて思えなくもないような?
まぁ、ホント笑えます。人間って悲しくて可笑しいものですね。
ところで、全部フランス語なので、フランスの話かと思っていたら、ウィーンが舞台だということが、終盤でわかります。
ウィーン国立音楽院って実在するのかな?したら苦情来ること間違いなし!(笑)


ピアニスト ピアニスト
イザベル・ユペール (2003/12/05)
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山椒大夫

監督:溝口健二
原作:森鴎外
脚本:八尋不二/ 依田義賢
撮影:宮川一夫
美術:伊藤憙朔
音楽:早坂文雄
出演:田中絹代/ 花柳喜章/香川京子/進藤英太郎/河野秋武/菅井一郎/見明凡太郎/浪花千栄子/毛利菊江/三津田健/清水将夫/香川良介/曇猛律師/橘公子/相馬幸子/小園蓉子/小柴幹治/荒木忍/加藤雅彦/榎並啓子/大美輝子/金剛麗子/南部彰三/伊達三郎

子供の頃、本で「安寿と厨子王」を読みました。もしかするとその前に母からこの話を聞いていたのかも知れません。
本の挿絵は記憶にあるし、母が歌った♪安寿恋しや~♪というのも記憶にあるのです。
しかし、この♪安寿恋しや~♪という歌を母が歌ったということは、母はこの映画を見ていたということでしょうか?
子供だった私は♪安寿恋しや~厨子王恋しや~♪という歌を聞いて「これが歌かよ???」と思ったのですが、これと全く同じ歌を田中絹代が歌っているのを聞いてびっくりしました。
今度母に会ったら、この映画を見たのか聞いてみよう~。
さて、この誰でも知っている「安寿と厨子王」の物語と思ったら、私より下の世代では知らない人は多いみたいで、きっと今の若者は知らないんだろうな~。
話もかなり悲惨で、日本なのに奴隷ですよ!
そんな貧しい時代の話です。
もう涙無くては見れない物語です。
そして、また撮影が宮川一夫っていうのもあって、映像が綺麗~!
泊めてくれる家が無く野原を歩く(ススキ?)のですが、ここら辺の映像はため息が出るくらい美しいです。
また、厨子王が関白の館に忍び込んでからは、長回しが効いていて、ドキドキさせてくれます。
田中絹代の出番は少ないものの、ラストのボロボロの老婆は素晴らしいです。
ただ、厨子王の風貌が、いくら奴隷暮らしが長かったとはいえ、良いとこのお坊ちゃんにはとても見えないくらいゴッツイのがイマイチだったかなぁ~。
でもとにかく、どこを取っても一級品!
2006年度の日本映画の興行収入が洋画を21年ぶりに抜いたとのことですが、願わくばこの位の映画を作って欲しいものです・・・って、要求高すぎですか?(笑)


溝口健二 大映作品集Vol.1 1951-1954 溝口健二 大映作品集Vol.1 1951-1954
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夢を召しませ

監督:川島雄三
原作:菊田一夫
脚本:長瀬喜伴
撮影:長岡博之
美術:浜田辰雄
音楽:万城目正
出演:秋月恵美子/芦原千津子/曙ゆり/津島恵子/小月冴子/紅朱実/勝浦千浪/岸井明/望月美恵子/殿山泰司/高屋朗/日守新一/磯野秋雄/山田英子/伊沢寿子/佐々木恒子/真船圭子

第六作目の「シミ金のオオ!市民諸君」で干されたはずなのに、懲りもせずまたもやこんな学芸会レベルの映画を撮り、また1年程干されたという注目の(?)作品です!(笑)
しかし、第六作目の「シミ金のオオ!市民諸君」と第八作目の「夢を召しませ」の間の第七作目と言うのが「シミキンのスポーツ王」だし、3本も続けてこんなレベルの映画を撮ったのか?!
「シミキンのスポーツ王」は未見だけど、推して知るべしです。
しかし、この頃(1950年)って、日本映画がまだまだ勢いがあったからなんでしょうか、松竹が我慢強かったのか、干されはしてもクビにはならないところが凄いです!(笑)
つまり、ここでクビになっていたら、この後続出する川島監督の素晴らしい作品も撮られることは無かったのですから、松竹無くして川島無し!(笑)
さてさて、肝心の内容ですが、上記のとおり、学芸会です!シミキンでも発揮されていましたが、きっと川島監督ってこういうのが好きなんでしょうね~。
恐ろしくつまらないのですが、もの凄く活き活きしている映画です(笑)
まぁ、この作品は出演者の殆どががOSK(松竹歌劇団)の人達なので、歌も踊りも(特に踊り)は素晴らしいです。が、いかんせん、この映画なだけにもったいない・・・。
OSKって宝塚歌劇団みたいなものだったのか(今でもあるのかな?)男も女性が演じています。
主人公の春海渚(曙ゆり)が憧れるミッキィ役の秋月恵美子が男役なんですが、とても格好良いです!!
しかし、主人公を演じる曙ゆりがイマイチなんだわな~。男装も変だけど女装(?)も変なんです(^_^;
ストーリーは劇団の試験に落ちて雑用をしていた主人公が、雑用係を辞めて故郷に帰る前日、夢でスターになるというもの。
しかし、この夢が何だか面倒臭くてメチャクチャなストーリーなんです。原作が悪いのか、脚本が悪いのか?
でもまぁ、美術はなかなか素晴らしいですよ。
とにかく、本当に凄い映画なので、川島雄三ファン、もしくは出演者のファン以外の人は見ない方が良いです。
川島雄三ファンでも、この映画は許し難い物がありますが・・・(笑)

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